近年のオフィスデザインに求められるものは? 最新のトレンドをご紹介!

オフィスデザインの傾向は年々、進化を遂げています。特に外資系のIT企業の日本法人などは、カフェか店舗のような空間演出を施しています。SNSなどの浸透により、見栄えを重視する傾向があります。一方で計算された空間演出は、スタッフ同士のコミュニケーションの活性化など、労働効率の良化にもフォーカスしています。そんな最新トレンドを事例を挙げて紹介します。

「魅せる」だけではない、オフィスデザインの効果

オフィスとは思えない、ハイセンスな空間で働くことを希望する求職者の傾向があります。企業訪問や取引先の来訪などで、話題に上るケースも少なくありません。ただし、商業スペースではないので、生産性とデザインのバランスを取ることが重要です。

コミュニケーションの活性化

最近のオフィスデザインの傾向では、あえて余剰空間をつくる設計が多くあります。例えば欧州製のカラフルなソファなどを置いたスタッフのリラックススペースを配置し、休憩時にコミュニケーションを図るのが狙いです。

端末機器の社内外ネットワークの進化によって、パソコン1台で全ての情報を共有でき、仕事が完結します。このため、会議を減らす企業も増えました。IT技術が格段に進歩する一方、スタッフ同士のコミュニケーションが希薄になりがちです。

リラックススペースによって、スタッフ同士の交流が盛んになります。その結果、仕事がスムーズに進み、情報交換なども活性化します。どんなにIT化が進化しても、コミュニケーションなくして仕事は前進しません。

従業員満足度の向上

最近のオフィスデザインの傾向は、従業員の満足度の向上をかなり意識しています。この流れは労働者の権利を堅守する欧米の流れを組むもので、従業員の満足度を高めることを日本企業も着目し始めたからです。

どこでもありがちな規格品のオフィス用品に、雑然とした殺風景な社内では今の若年層に敬遠されがちです。特に最近の若者は、賃金の高さよりも労働環境を重視して企業を選ぶ傾向があるからです。

見栄えの良い、おしゃれな内装デザインは、スタッフ満足度を高めて、雇用の定着を図ることも企業側の狙いにあります。自社ホームページなどで社内風景を掲載するのは、もはや必須になっています。

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オフィスデザインのトレンド

オフィスデザインのトレンドを見ていきます。浮かび上がるキーワードは「開放感」です。広大な社内のフロアをセパレートせず、全体を見渡せるオープンスペースです。部署間の垣根や仕切りがありません。圧迫感のない空間こそ、オフィスデザインのトレンドです。

カフェ・バースペース

「Google」「Yahoo!」「Amazon」などの米国系企業の日本法人、日本企業では「サイバーエージェント」などは革新的な内装デザインに定評があり、社内でカフェやバースペースを設けています。社員食堂とは打って変わり、街中のカフェと同じような感度で食事メニューなどを提供しています。

昼食時にはフードメニューを充実させ、終業時間後にはアルコール類を提供するバースペースにもなります。スタッフの福利厚生の一環として考える企業も増えてきました。昼食・夕食を社内で済ませることも可能です。

特に大都市のオフィスが集中している地域では、昼食時の混雑で昼休み時間が足りなくなるケースもあります。社内にカフェやバースペースがあれば、スタッフの毎日の昼食の負担も軽減されます。

フリースペース

IT系やクリエイティブ系の企業を中心に、社内にフリースペースを設けるケースが多くあります。デスクや椅子などをゆったりと配置し、スタッフで雑談したり、アイデアや構想を練るような利用法が挙げられます。

フリースペースですので、利用法は多岐にわたります。例えば複数の部署からスタッフを集めたプロジェクトチームによるミーティングを行います。新たな技術を導入した際の社内勉強会にも最適です。効率的な使用ができ、従来の会議室のようなデッドスペースになりません。

もう一つの利用法は、イベント開催で外部から顧客を集める場合もあります。ハイセンスな社内風景を社外の人が目の当たりにすると、会社のブランディングも高まります。さらに新商品・サービスなどをマスコミを集めて行う記者会見スペースにも活用できます。スペースを効率的に活用できるのが利点です。

スケルトンタイプの天井


オフィスデザインの傾向として、最近ではスケルトンタイプの天井が注目されています。店舗デザインにこだわった飲食店、美容室、アパレルの店舗などでよく目にすることも多いかと思います。

このスケルトンタイプの天井を店舗ではなく、オフィスにも取り入れるケースがあります。天井を取り払うことで、今風のおしゃれな空間を演出できます。職場という固定概念が一層され、天井高が確保でき、開放感が高まります。

モダンアート的な感覚で、現代建築を取り入れたミュージアムのような雰囲気も漂います。社内の環境の整備による「居心地の良さ」が、雇用の定着や促進に大きな影響も与えます。美的感覚を研ぎ澄ました社内に、勤労意欲も高まります。

マグネットスペース

最近のオフィスデザインを考えるうえで、コンセプトの主流になっているのが「マグネットスペース」です。ここ数年でよく耳にする言葉ですが、磁石に吸い寄せられるように人が集まることを意味しています。

マグネットスペースという現代的なワードですが、実は昔から似たようなスペースがありました。女性同士の社内交流の場となる給湯室やコピー機周りなどです。このエリアで雑談や社内情報の交換などが行われています。

こうした発想が原点になっているのがマグネットスペースです。給湯室やコピー機では集まる人が限定されますが、自動販売機やカフェコーナーなどを設置し、小休憩できるようなスペースを設置することで、誰でも気軽に集まれるような場所が出来上がります。
部署やチームの枠をこえて、社内の誰とでもコミュニケーションが取れる場所として、社内活性化に大きな影響を与えます。

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オフィスのIT化・DX化

欧米のようなワークスタイルの多様化が、日本でも浸透してきました。フリーランスのように、時間と場所を問わないモバイル・ワーカーのようなワークスタイルがオフィスでも定番化されつつあります。

現在の大半のオフィスは、高度なセキュリティ機能を備えたWi-Fiなどの通信インフラが整備されています。これによって、部署によるデスクや椅子の固定化という概念がなくなり、社内を横断的な感じで仕事ができるようになりました。

ITやモバイルインフラの整備による「ワークプレイス」が浸透し、通信手段も進化を遂げています。例えば卓上電話を廃止し、モバイルデバイスによる通信やテレビ会議などの導入が加速しています。

AI(人工知能)スピーカーによる音声検索の標準化、顔認証よる社内のセキュリティー機能など、数年前の映画のワンシーンが社内で現実的になっています。
オフィスデザインの傾向は、ITの進化と密接な関係にあります。

まとめ

日本ではこれまで、経営者側(会社)の目線だったオフィスデザインですが、ワーカー(従業員)サイドへシフトしてきました。ワーカーの権利が強い米国系IT企業の日本法人の進出などで、日本企業もオフィスデザインに着目するようになりました。求職者が選ぶ会社の基準は、報酬とともに社内環境も重要な選択肢になっています。

また、お洒落なオフィスとは、自分たちでデザインしたものだけを指すわけではありません。
前に入居していたテナントが内装をそのままに残した状態である「居抜きオフィス」も注目を集めています。


自由にデザインできるわけではないため自由度は低いですが、自分の好みのデザインの居抜きオフィスがあれば、工事費用など、様々な部分でコストを削減できたりもします。
自由にデザインするのも、企業の色などをより押し出せるためもちろんおすすめですが、居抜きオフィスなど様々なオフィスのあり方を頭にいれておくだけでもオフィス移転がよい方向に変わっていくのではないでしょうか。

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