オフィス内にサードプレイスは必要?導入の効果やメリットを解説!

サードプレイスという言葉を耳にしたことはありますか。ファーストプレイスとセカンドプレイスもあり、それぞれ自宅と職場を表しますが、サードプレイスはどちらにも属さない場所です。どのような条件の場所がサードプレイスとなるのか、どのようなメリットがあるか、オフィスで取り入れるときにはどのようにすれば良いか、サードプレイスを具体的に解説していきます。

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サードプレイスとは?

サードプレイスとはどのようなものでしょうか。

サードプレイスって何?

サードプレイスとは、自宅や仕事場とは違う第3の場所を指しています。ファーストプレイスと呼ばれるのは自宅、セカンドプレイスと呼ばれるのは職場です。

サードプレイスは、ファーストやセカンドとは全く違う目的をもって集う場所であり、一個人としてリラックスして過ごせる場所としての存在です。心地のよい第3の居場所です。

サードプレイスの場所としては、一般的にカフェやコワーキングスペース、まれに屋外の公園などのケースもあります。仕事や家庭での責任にしばられず、自由な立場で利用できることが特長です。

サードプレイスの条件

前述では、サードプレイスは、自宅でもなく職場でもない、第3の場所であることを説明しました。では、サードプレイスであると位置づけるには、どのような条件が必要となるでしょうか。

立場に捉われない中立性がある

サードプレイス空間では、個人的な立場の違いなどが存在することはなく、自分の自由なときに好きなだけ利用できるという条件が必要であるとされています。自宅や職場のように誰かに対して特定の立場である必要はなく、常に一個人として自由な立場であり、中立性が保たれています。

地位に捉われず平等な立場である

サードプレイス空間では、利用者は平等であり、個人の地位によって利用する方法などの違いは存在しません。特別な扱いを受けることなく、同じ条件で同じ空間を利用します。
職場であれば、上司と同僚との接し方には、あきらかな違いがありますが、職場とは全く関係のないサードプレイス空間である場合は、利用者は平等の立場です。

コミュニケーションが活発にできる

サードプレイスの魅力は、地位や立場を気にすることなく、多くの人とごく自然なコミュニケーションができることです。会社も職種も違う様々な人々が集い、ユーモアも交えながら自由な会話を楽しめることが必要です。
最近では、異業種の人とのコミュニケーションを取ることで、自分では思いもつかない発見や発想が生まれ、業務にも良い影響をもたらすと期待されています。

個人がリラックスできる空間である

多くの人々との会話ができるサードプレイスは、会話をしているときでも、読書をしているときでも、常に自然体でいられる必要があります。人と接するときには、構えることなく常にリラックスできる空間が理想です。

情報を気楽に共有できる空間である

コミュニケーションが好きな人なら、サードプレイスでは気楽に情報を共有できる空間であることが必要です。また、職場のような緊張感のある場所ではなく、友人とお茶を飲みながら雑談をするような気軽な雰囲気が求められるでしょう。

サードプレイス空間では、一個人としてリラックスできることが大切なポイントです。近年はオフィスにも取り入れる機会が増えているようです。

サードプレイスはなぜ必要なのか

サードプレイスは、日頃置かれている立場や責任などから解放され、オンとオフの切り替えをすることで、ストレスを軽減する効果が期待されます。

そのためには、心身からリラックスできる環境が不可欠となり、楽な気持ちで過ごすことができるサードプレイスが必要とされます。

家族や仕事の範囲に限定された狭い範囲でのコミュニケーションは、ともすると、常に立場に合わせた自分を保つことになりかねません。

その点、サードプレイス空間があることで、仕事の立場に捉われない、多方面の経験を持つ広い範囲でコミュニケーションを取り、解放されることで、仕事に向き合う意欲が向上する効果が期待できるでしょう。

自分とは違う立場、業種の人たちとの交流は新鮮で新たな発見の場となることが期待されます。アイデアを得る場所としても効果的なのでしょう。

オフィス内にサードプレイスを設置する企業が急増中

一般的に、「サードプレイス」にはカフェや公園、図書館などのイメージがありました。しかし、最近はオフィス内にサードプレイスを設置する企業が増えています。わざわざ外出することなくサードプレイスにアクセスし、リラックスや生産性向上という効果が得られるのです。さらに、外部のサードプレイスとは違い同じ職場の人が多く集まるので、コミュニケーションの活性化が期待できます。

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オフィス内にサードプレイスを導入するメリット

社内コミュニケーションの活性化

オフィスにサードプレイスを導入すると、社員同士の自然なコミュニケーションが生まれやすくなります。

同じ職場で働いていても、部署が違えば想像以上に交流の機会は少なく、特に業務で関連がなければ、ほとんど会話することがないのが実情です。

いつも決まった範囲のコミュニティの中で交流するよりも、他部署の違う経験を持つ社員との交流を持つことで、新鮮さを感じることができたり、新たな人間関係を形成したりと、お互いに会話が生まれやすくなるでしょう。

社員満足度の向上

サードプレイスは、一定の自由なスタイルで仕事に取り組むことができるため、社員満足度の向上が期待できます。

通常の指定されたデスクの上で仕事をするよりも、好きな場所で好きなスタイルで仕事をすることで、仕事へのモチベーション維持が満足度につながるのではないでしょうか。

業務の効率化

オフィスにサードプレイスを取り入れることにより、業務の効率化が期待できます。

サードプレイス空間は、通常の職場の雰囲気とは違いリラックスした状態を保つことができます。過度な緊張感を持つことなく、適度な気分転換ができることで、オンオフの切り替えがしやすく、業務を効率的に進められる効果が期待できるでしょう。

企業の個性になる

オフィス内にサードプレイスを導入することで、その企業の個性として打ち出すことができます。
取引先によい印象を与えることができたり、人材の採用がしやすくなったりなど、様々なよい影響が考えられます。

オフィス内のサードプレイス導入例

サードプレイスは、自宅や職場とは違う空間であることが一般的な定義とされていますが、オフィスにサードプレイスの機能を取り入れることで、社内に良い効果をもたらすことが期待されています。
実際にサードプレイスなどを利用しテレワークを行った経験者へのアンケートによると、約半数が「集中して仕事ができる」と回答し、約4割ものテレワーク経験者が「仕事の成果が向上する」と回答しています。
このような環境がオフィス内にあれば、会社全体の生産性も向上し、効率が上がる可能性も高まります。

そこで、オフィスに取り入れるには、具体的にどのようにすれば良いか実例を紹介しましょう。

オフィス内に取り入れる際の要素としては、次のようなものがあります。

カフェスペース
社内バー
娯楽施設(ダーツ・ビリヤードなど)
ジム

カフェスペース

社内にカフェスペースを採用している企業が、増えている傾向があります。カフェは自由に利用することができ、リラックスした環境で仕事をする社員や、リフレッシュの場所として利用する社員など、それぞれの目的を持って利用できます。他の部署同士での交流の場所としても、気軽に利用できる点が人気のようです。

社内バー

専用のバースタイルではなく、昼間は社内食堂として利用し、夕刻からは社内バーとして利用している企業が多いようです。

業務終了後に利用する目的が主ですが、外に出てお酒を飲むケースとの違いは、社内の人々とのコミュニケーションが活発になる点でしょう。仕事とは直接的に関りをもたない自由な時間で、上司や同僚、他の部署の社員たちと交流を深めることは、社員の結束を強め、企業にとっても良い雰囲気づくりが期待できます。

娯楽施設(ダーツ・ビリヤードなど)

ダーツやビリヤードなどの娯楽施設を社内に設けることで、趣味を共有したり、自然なコミュニケーションが生まれたりすることが期待できます。自分から積極的にコミュニケーションを取れない人でも、体を動かしながら自然な会話が生まれるでしょう。

バーは、お酒が苦手な人にとっては利用が難しい面があるため、娯楽施設があることで、飲食に関係なく楽しめるのではないでしょうか。

ジム

オフィスのサードプレイス空間として、マシンジムを設ける例があります。

前向きに仕事を進めるためには、健康にも気遣い、体づくりが大切なものですが、日常の業務に追われたり、ジムに通う移動時間が取れなかったりと、なかなか機会をつくれないものです。

オフィスにジムがあれば、都合にあわせて自由に利用することができ、移動のための時間短縮も可能です。また、体づくりやストレス軽減のためなど、同じ目的を持つ社員同士との交流の場としても役立ちます。

同僚や上司、他の部署の社員と自然なコミュニケーションが期待でき、同じ趣味を持つ社員同士であるため、活発な交流が生まれるでしょう。

まとめ

今回は、サードプレイス空間についてお伝えしました。元々は企業の外で広がった第3の場所でしたが、様々なメリットが期待できることから、オフィス内にサードプレイス空間を採用する傾向が増えています。

社内にいながら、自由な雰囲気でリラックスして過ごすことができること、また、あらたまった場所ではなく自然な社員同士での交流が深まることが、結果的には企業にとって良い効果をもたらす可能性があるでしょう。

具体的な事例を参考にしながら、オフィス移転の際などに検討しみてはいかがでしょうか。

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