オフィスの空調は2種類! それぞれの特徴をご紹介!

オフィス環境を整えるうえで、空調は欠かせない存在です。また、オフィス内で使用する電気代の大半を占めるのも空調といわれており、この観点からも空調選びは重要なことが分かります。では、どのような基準で空調を選んでいけばよいのでしょうか。さっそくチェックしていきましょう。

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空調の種類と特徴

オフィスの環境を整えるうえで、温度管理は非常に重要です。一般的に、室温が低すぎたり高すぎたりする環境下では、作業効率が低下する恐れがあると考えられています。オフィス内の温度は17度~28度、湿度は40パーセント~70パーセントの間で管理すると良いといわれています。しかし、この範囲内にあれば必ずしも快適に感じるというわけではないので、オフィスごとに適切な環境を整える必要があります。

温度や湿度を管理するうえで欠かせないのが空調です。オフィスでは様々な電気機器を使用しますが、全体の消費電力のうち、約5割は空調が占めているといわれています。そのため、オフィス環境を整えるのはもちろん、経済的な面から考慮しても、会社にとって空調選びは非常に重要です。

空調選びを始める前に、知っておきたいことがあります。それが空調は1種類ではないということです。空調は大きく分けて個別空調セントラル空調の2種類があります。では、それぞれの特徴について見ていきましょう。

個別空調

個別空調はエリアごとに温度調節をすることができるタイプです。使用したいエリアのみで使用することができるのはもちろん、エリアごとに冷暖房を切り替えて使用することも可能です。状況に応じた使い分けができるため、残業や休日出勤でいつもより稼働人数が少ない場合でも、稼働人数や使用エリアに限って空調を稼働させることができます。

もちろん、電気料金も稼働に応じて発生するため、電気料金を抑えられるというメリットがあります。ただし、室外機を共同使用している場合などは電気料金が按分されるケースもあるようです。

また、大規模なビルでは設計の都合上、個別空調の設置が困難な場合も少なくありません。そのため、個別空調を活用したくても対応物件が見つけられないというデメリットもあります。

セントラル空調

セントラル空調はビル全体に空調を効かせることができる空調です。空調はビル内の機器から天井にあるダクトや水道管などを通じてビル全体に影響を及ぼします。

ダクトを使用している場合は、比較的簡単に空調の吹き出し口を増設することができます。そのため、空調を増設する際でも費用を抑えられるというメリットがあります。さらに、ビルの管理会社によって運転時間が決まっていることが多いため、普段使用する際に発生する電気料金についても、大幅に変動する心配がありません。

しかし、時間外に使用したい場合は事前申請しなければならないほか、追加使用料が発生するケースがほとんどなので、使い方によっては高くつくというデメリットがあります。また、セントラル空調の一部は可能なものもあるようですが、多くは細かくエリアを分けて温度調整や冷暖房の切り替えができません。そのため、各部屋で空調の使い分けができないというデメリットもあります。

電気料金の違いとオフィスの空調の選び方

個別空調とセントラル空調では、使い方だけではなく、発生する電気料金にも違いが発生します。どのような違いがあるのか選び方と共にチェックしていきましょう。

電気料金の違い

電気料金から2種類の空調の違いを考えてみましょう。個別空調はエリアごとに使用したり、冷暖房の調整ができたりするため、使った分だけ電気料金が発生します。一方で、セントラル空調は使用エリアや時間の範囲にかかわらず、一定区間、一定時間で使用することができます。

そのため、空調の使用時間が短い場合、もしくは、休日などに自主的に出社する社員がおり、短時間で不規則に使用する可能性が高い場合は個別空調がおすすめです。
2時間半空調を起動させたとして、個別空調の電気料金は2時間半分ですが、1時間単位単で計算するタイプのセントラル空調の場合は、3時間分の電気料金が発生することになり、30分間は無人のオフィスで空調が起動していることになります。
このように、個別空調は単純に起動させた時間分を電気料金として請求されるため、イレギュラーな状況で空調を起動させても損をすることはありません。

逆に、常に空調を稼働させているという場合や、休日は完全にオフィスを利用することがない場合、残業がなく所定の労働時間以外でのオフィスの利用がほぼない場合は、セントラル空調がおすすめです。
セントラル空調はビルの管理会社側で管理してもらうことができるため、消し忘れの心配がないこともメリットではありますが、セントラル空調を採用しているビルは「コアタイム」と呼ばれる時間を設けていることが一番のメリットと言えます。
コアタイムは、「○時から○時まで」とビルで一律で決まっている場合や、「1日○時間」と決まっている場合もあります。
コアタイム間の電気料金は共益費に含まれていることが多く、土日は除外されているため、残業や休日出勤の少ない場合は電気料金を抑えることができます。

これは両方にいえることですが、新しい空調機器のほうが、古い機器に比べ省エネ効率が発展しているため、新しい空調のほうが電気料金を抑えることが可能です。

空調の選び方

個別空調とセントラル空調にはそれぞれメリットとデメリットがあります。双方の特徴を理解することはできましたが、ではどのような視点から自分の会社にあった空調を選択すれば良いのでしょうか。

個別空調とセントラル空調では、使用状況により電気料金が変動するため、事業内容や勤務形態などから正しい空調選びをすることが可能です。

例えば、一般事務や対法人の内勤営業のように、勤務時間は常に9時~18時で休日は土日、祝日のように暦通りの一般的な勤務となる場合は、セントラル空調が良いでしょう。他のテナントや会社と同じ時間帯にのみ使用するのであれば、使用上のルールについて細かく決めなくても、電気料金が極端に大きく変動する心配がありません。

エンジニア職のように昼夜問わず働く仕事や、シフト制のコールセンターのように全社員の休日や勤務時間が固定されていないような仕事の場合は、いつでも稼働できる個別空調がおすすめです。セントラル空調は固定料金ですが、使える時間帯や日にちがあらかじめ決まっているため、24時間常に使用する場合は事前申請をしなければなりません。

また、もともと決められた範囲内でのみ使用しようとしたとしても、勤務時間や勤務日によって、オフィス環境に違いが出てしまいます。

このように、全社員で勤務時間が固定されていなかったり、サーバールームのように、常に一定の温度を保たなくてはならなかったりと特殊な環境づくりが必要な場合も個別空調をおすすめします。

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消費電力の多い空調はオフィス選びの重要なポイント

オフィスで消費するエネルギー量のうち、約9.4%は空調により使用されているというデータがあります。そのため、省エネ対策を考えるときにも、正しい種類の空調を選ぶことは非常に重要です。

空調には個別空調とセントラル空調がありますが、どちらにもメリットとデメリットがあります。使用頻度やオフィスの使い方によって合っている空調は異なるため、一概に「こちらのほうが良い」と、言い切ることはできません。

大切なことは実際の利用シーンを想定したうえで実際に導入する空調を選ぶことです。個別空調はビルの設計上、使用できない場合が多いので、事前に空調について条件を出したうえで、移転先を探してみると二度手間にならずに済みそうです。

まとめ

空調はオフィス内で発生する電気代の大半を占めているほか、消費電力が大きいため、省エネの観点から見ても、正しいものを選ぶことが大切です。オフィス選びをする前には、まずはどのような環境を整えるべきなのか十分に考慮するようにしましょう。
オフィス移転の内見の際は、どのような空調なのか、自社にフィットしているのかを考えながら選んでみてはいかがでしょうか。

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