LINEの四谷本社オフィスを見学。
~FMsalonオフィスツアーレポート2023.7~

当社では、ファシリティ担当の方に向けた会員制サロンFMsalonを運営しています。

本記事は、2023年7月5日(水)にLINE株式会社(以下、LINE社)の本社が入るYOTSUYA TOWER(コモレ四谷)で行われたオフィスツアーの様子についてのレポートです。

FMsalonご参加企業

2023年度に入って初開催となったFMsalonです。この日は過去最多となる計18社、43名のファシリティ担当者にご参加いただきました。

【参加企業】
・ウェルプレイド・ライゼスト株式会社
・株式会社エブリー
・ギークス株式会社
・GO株式会社
・株式会社サイバー・バズ
・株式会社ジーニー
・株式会社SmartHR
・スマートニュース株式会社
・株式会社タイミー
・ディップ株式会社
・ナイル株式会社
・株式会社マクアケ
・株式会社MIXI
・ヤフー株式会社
・LINE株式会社
・株式会社リブセンス    他 (五十音順)

LINE四谷本社オフィスについて

まずは、LINE社のファシリティマネジメントチーム マネージャーの田中様より、LINE社のオフィスの変遷や現状についてお話を伺いました。

LINE社 ファシリティマネジメントチーム 田中様

四谷本社オフィスのコンセプトについて、「経営者にインタビューをして作った」とおっしゃった田中様。インタビューをもとに、以下の要素を満たすオフィスを目指しました。

・第2創業の象徴として、スタートアップ感を感じながらベンチャーマインドが醸成されるオフィス
・お客様と社員がWOWを感じられるオフィス
・大崎や南新宿など、拠点間のコミュニケーションを強化するオフィス

LINE本社は、YOTSUYA TOWERの21~30階。内、21〜22階の一部、24〜30階の一部が執務エリアです。22階にはセミナールーム、23階にはゲスト会議室やカフェ、30階には動画や音声のレコーディングができる部屋やマッサージルーム、社内コンビニなどが入っています。

LINE本社オフィスツアースタート!

オフィスツアーは3グループに分かれてスタート。まずは30階へと移動しました。

【30階】スタジオルーム

まず見学したのはスタジオルームのあるエリア。広々とした休憩スペースには、LINE FRIENDSのキャラクターが。ここだけに留まらず、オフィス内のあちこちにキャラクターがいるのがLINEオフィスの特徴です。

壁面にはLINE本社を訪れた著名人たちのサインがずらり。反対側はモニターで映像を映し出せる仕様になっていました。

広々とした動画スタジオルーム。社員証の写真撮影、グリーンバックを使った動画撮影などを行う場所です。タレントを招いてのイベントもあるそうです。

こちらはタレント用の控室。ソファにそっと置かれたキャラクターに癒されます。

30階からの眺望は圧巻です。ご参加された皆さまからも「絶景!」「社員もタレントさんもこの景色を見ればテンションあがりますよね」と上層階からの眺望を絶賛していました。

こちらは音声用のスタジオルーム。「ボイス・サウンド付きLINEスタンプの録音もここで行われているんですよ」と、興味深い秘話も。

録音用の部屋の横には音声の作業ができる部屋がありました。専門的な機械が揃っています。

【30階】社内コンビニ、マッサージルーム、フリースペース

オフィスツアーを先導してくれる田中様

30階には社内コンビニやマッサージルームも。リラクゼーションやちょっとした息抜きができ、業務効率が上がりそうです。

同ビル1階に入っているコンビニと同じオーナーにより運営されているとのこと。社内コンビニの運用や利用率などを質問されている参加者も。

こちらがマッサージルームです。利用料は1回500円。LINE PayまたはPay PayのQRコード決済で支払うそうです。参加者からは思わず「いいなあ!」という声も。

アイディアが生まれるような仕掛けがされたフリースペースには、ざっくりとした使い分けがなされています。各エリアごとの使い分けや、椅子の配置見本図などが壁面に記されています。

ホワイトボード仕様になっている壁面もあちこちに。あらかじめ印字されている文字は、LINEオリジナルフォントだそう。オリジナルフォントのPRも兼ね、オリジナリティと遊びゴコロのある部屋名やメッセージが書かれていました。

あちらこちらに置かれたホワイトボードに感化され、さらに新しいアイディアが生まれていくそう。社員が自ら能動的にアイディアを増幅させていく仕掛けがありました。

ツールやモバイルバッテリーは場所を決めて設置。「電源があまりないので、モバイルバッテリーのほか、延長コードも置いています。工事用の長いものです」と田中様。

「もくもく」「すぱ~」の文字がキャッチーな喫煙スペース。中は電子タバコと紙たばこの2部屋に分かれています。

【27階】執務エリア

続いては27階の執務エリアへ。部署ごとのグループアドレスになっているのこと。

フォンブースにもなるTV会議用の個室ブース。

コートをかけられるロッカーの上には防災備蓄品が。いつどこで災害が起きても良いように、防災備蓄品は分散して配置しているのだそうです。

備品置き場やちょっとしたミーティングができるスペース、TV会議用の個室ブースの横に執務スペースが広がっています。

デスクは昇降式。現在は私物が常に入ることのない袖机には、防災備蓄品が入れられています。

写真の奥、窓際の壁にそっていくつか並んでいるのもTV会議用の個室ブースです。このフロアのTV会議用の個室ブースのみ、在室サインを試行中なのだとか。「はんだごてで設置したものです」という裏話も。

【23階】エントランス

続いては23階へ。ゲストが主に訪れるフロアです。エントランスには、LINEのロゴやサービスが並べられていました。

テーブルの脚はLINE社のオリジナルフォントで作ったユニークなデザインです。

 インタビュー取材の場にもなるというエントランスエリアの一角。キャラクターが目を惹きます。

【23階】ゲスト会議室

会議室の中にもキャラクターがいる部屋が。「場が和むので、難しい商談の際にこの部屋を予約しがちですね(笑)」とジョークも交え、和やかにオフィスツアーが進みます。

この会議室は扉越しからも思わず二度見したくなるインパクトがありました。

ゲスト会議室の壁面にある世界地図。国内外にあるLINE社の拠点が書かれています。

キャラクターのぬいぐるみだけではなく、イラストも。思わず写真を撮りたくなるスポットが盛りだくさんなフロアです。

【23階】カフェ

23階にはカフェエリアも。ドリンクのほか、ランチも提供されています。

メニューはプレートランチ、丼もの、カレー、スープ、サラダ。アレルギー表示もしっかりされています。

カフェの入口には本の無料貸し出しコーナーがありました。借りる際は置かれているプレートを裏返しにするだけ。貸出期間は1週間です。主に並んでいるのは役員のおすすめ本なのだとか。社内コミュニケーションのきっかけ作りとしても役立っているコーナーです。

こちらはカフェと同フロアにある仮眠スペース。

【22階】会議室フロア

最後に見学したのは会議室フロアです。

これまで移転や集約等、オフィスの変容が多かったLINE社。エコの観点からも以前使用していたオフィス家具も引き続き使用しているそう。左奥に見える席は通訳専用ブースです。

オフィスツアー後の質疑応答

各グループのオフィスツアー終了後、あらためて質疑応答の時間が設けられました。

Q 毎日出社する人は希望すれば固定席がもらえると聞きました。その割合は?
A 正確な数字は出せていないが、大きな組織1つに対して平均4~5席程度。全体の1割いくかいかないか。

オフィスのフロアマップ管理の点から見ると、フリーアドレスが8割、固定席が2割といったところ。

Q ハイブリッドワークスタイルだと伺ったが、出社日数の推奨やルールはあるのか。
A 全体で決められたルールはなく、各組織・チームごとに決められるようになっている。営業が多かったり開発が少なかったりなど、組織によってバラバラ。

Q TV会議用の個室ブースは1台当たり社員何名計算で設置されているのか。
A 設置した当時の発想は「置けるところにできるだけ置こう」であり、何人において何台という計算はしていない。結果的に1台当たり15~16人くらいが現状。

Q 出社率は。
A 全社で20%前後。部署によって異なるので、フロアで見るとバラつきがある。カフェエリアや営業フロアは埋まっている印象を受けることが多いが、少ないところは閑散とした印象を受けるかもしれない。

Q 出社率の出し方は。
A 社用パソコンのアクセスログを集計して取っている。

Q 社内コンビニの導入経緯は。
A 「以前の本社オフィスにあったから」が正直な経緯。社内コンビニはオフィス内で生活に関するサービスを完結させたいという想いから設置を決めた。

Q どの部署がどのフロアに位置するのか、配置の決め方は。
A 出社率と所属している母数の2軸で考え、過密することのないように部署を組み合わせて決定した。

Q 出社目的はコミュニケーションの活性化?
A アンケート結果では「リアルなコミュニケーションを取りたい」という声が多い。「自宅では集中できない」というコメントも割と多かった。

Q 窓際のほうにデッドスペースが比較的多いと感じた。ビルの構造上の理由か?
A その通り。避難階段から離れたところに個室を作りづらいといった事情もあります。

オフィスツアーをしながらも活発な質疑や意見交換がなされていました。会社が違えど、オフィス構築を担当する方が集まる、とても貴重なコミュニティだというお話も参加者から出ていました。

オフィスのリアルな課題を座談会で語りました

質疑応答を終えたあとは、グループに分かれて座談会を行いました。各グループのファシリティを当社メンバーが務め、参加されている各社が自社のオフィス作りに抱えている課題や、実際に自社で解決できた課題とその対応法などを自由にトークしました。

「エンジニアに出社してほしいが、どう促進したらいいのか」「TV会議用の個室ブースが占有されてしまう問題はどうすれば解決できるのか」など、それぞれが抱えている課題に対し、共感や自社での取り組み事例の紹介が活発になされました。

FMsalonでは、引き続きコンセプトに共感頂ける方や、高難易度のファシリティナレッジをお持ちの方をお招きしております。

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文:卯岡 若菜 撮影:竹井 美砂子

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