オフィス移転祝いのマナーマニュアル!相場や定番商品、最新のトレンドを解説

オフィス移転の予定がある取引企業に移転のお祝いの品を贈りたいけれど、何を贈ればよいのか迷っている担当者も多いのではないでしょうか。本記事では、オフィス移転祝いのマナーや、お祝いの品を贈ってはいけないケースなどを解説します。例文も載っているため、参考にしてください。

また、下記記事ではオフィス移転の流れや用語、ポイント、注意点などを基礎から分かりやすく解説しているので、オフィス移転が初めてでよく分からないというご担当者様は参考にされてください。
初心者必見!オフィス移転の流れやポイントを基礎から解説!

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オフィス移転祝いとは?

企業がオフィス移転をした際には、贈り物をしてお祝いするのが一般的です。
移転祝いを贈る側も受け取る側も、移転祝いを贈る対象となるのは互いに取引のある企業です。事業拡大や従業員数の増加を理由に移転した場合に移転祝いを贈るのがマナーで、事業縮小による移転、事業撤退のための移転、そもそも移転祝いを受け取らない方針の企業に移転祝いを贈るのはマナー違反となるため注意しましょう。オフィス移転のお知らせを受け取ったらすぐに移転祝いを贈るのではなく、電話・メールで先にお祝いの言葉を贈り、「移転祝いを贈りたい」という旨を先方に伝えるとよいでしょう。
目上の取引先だけでなく、下請け企業にも「付き合いを続けていきたい」と感じている場合は移転祝いを贈ると喜ばれるでしょう。

オフィス移転のお祝いを贈る際に気をつけるべきマナー

さて、ここからはオフィス移転の案内を受け取った側のマナーを見ていきます。

そもそもオフィス移転のお祝いを贈ってOKなケースは?

実は、移転祝いというのは贈ってはいけないケースがあります。それは、経営状態が悪化し、事業を縮小することに伴うオフィス移転です。
これは移転する会社にとって喜ばしいことではないので、お祝いを贈ることは失礼にあたります。

また、そうそうあることではありませんが、先方がお祝いを辞退している場合も移転祝いを贈る必要はありません。

このあたりの判断は難しいので、お祝いをするかどうか迷ったら社長や上司に判断を仰ぎ、慎重に対応することをおすすめします。

オフィス移転のお祝いを贈る時期は?

移転祝いは、移転の当日~2週間後までに先方に届くように贈るのが良いとされています。ただし、当日は引越しで忙しいという企業も少なくないため、贈っても問題ないか確認をとっても良いでしょう。
移転先オフィスなどでパーティーが開かれるケースでは、当日に持参するかパーティーに間に合うように贈るとよいでしょう。お披露目会などが開かれない場合は、贈るものが花などであれば、移転から7~10日後までに届くよう手配します。それよりも遅くなった場合は、商品券などを贈るとよいでしょう。
移転後1か月以上経った場合はお菓子類などを持参してあいさつに伺うのが一般的です。遅れてから移転祝いを贈ると、先方がお祝い返しを完了した時期で改めてお返しを用意しなければならなくなり、迷惑になってしまう可能性が高くなります。基本的には移転前日から移転後2週間程度がベストだと思っておきましょう。

どのような熨斗紙や祝儀袋を使う?

移転祝いには「花結びの水引」の祝儀袋や熨斗紙を使うのがマナーです。
通常のお祝いでは現金を贈ると失礼にあたるケースがありますが、移転祝いの際には失礼にあたりません。移転祝いが現金の場合は、「花結びの水引の祝儀袋」にお祝い金を入れます。表書きは「御祝」「御移転御祝」として、祝儀袋の下部に企業名や代表取締役社長の名前などを書きましょう。移転祝いでは現金を贈ってもマナー違反にはなりません。しかし、中には面白みに欠けると捉える人もいるため、相手次第ではモノを贈った方が喜ばれる可能性もあります。


お祝いの品を贈るケースも、「花結びの水引」の熨斗紙に同じように表書きをするのがマナーです。しかし、花を贈る場合は熨斗紙ではなく立て札をつけてもらいましょう。立て札は花の配送業者に書いてもらうことになるため、書き方を気にする必要はありません。基本的に、「移転御祝い」「祝 移転」「御祝」などの言葉や、自社の社名、代表取締役の名前などを書いてもらうと無難です。

オフィス移転のお祝いにおすすめの贈り物

移転祝いの定番商品は胡蝶蘭の鉢植えや観葉植物で、現金、商品券などを贈るケースも多くあります。
胡蝶蘭の鉢植えは長持ちしてあまり世話に手がかからず、「幸福が飛んでくる」という花言葉から、縁起が良いとされて人気になっています。しかし、胡蝶蘭は花弁の大きさや本数などからグレードがすぐに分かってしまう品でもあります。安い胡蝶蘭を贈ると悪印象を持たれる可能性が高いため、産地直送などのサービスを活かして品質の良いものを贈るようにしましょう。


お酒や雑貨類が贈られることもありますが、好みがわからないとあまり喜ばれない可能性もあります。観葉植物はかさばるために好まれないケースも考えられるため、相手に選んでもらえるカタログギフトを活用するのも一つの手段です。


また、最新のトレンドやユニークな贈り物として、バルーンやおやつボックス、名入れワインなどが挙げられます。ベンチャー企業や、距離を縮めたい企業に向けて贈るとよいでしょう。
よいお付き合いを続けていくためにも、移転祝いの品で好印象を持ってもらいたいものです。重要な取引先へ贈る場合は、特に慎重にお祝いの品を選んだほうがよいでしょう。

現金

移転直後の物入りな時期には助かる贈り物です。ただ、関係性によっては無味乾燥な印象を与えてしまう可能性もあります。

商品券

現金と同様、オフィス移転に伴って必要なものを揃えるのに役立ちます。

お祝いの品物としては定番ですね。特に胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という花言葉を持ち、最も人気のある贈りものの1つです。
ただし、胡蝶蘭は一目見て金額が分かりやすいので、安いものを贈ると印象が悪い可能性も。また、他の取引先からも多く贈られる品物なので、埋もれやすいというデメリットもあります。

観葉植物

オフィスの環境向上に役立つ観葉植物。鉢植えは「根付く=そこで長く繁栄する」として縁起が良いことからも、おすすめの贈り物です。
ただし、スペースが必要になるので、邪魔にならないことを確認できている場合でなければ、避けた方が良いかもしれません。

お菓子

贈る側、贈られる側どちらにも気軽なお菓子も人気な品物です。先方の従業員数で分けられる量があり、日持ちもするものを選ぶと良いでしょう。

お酒

お酒はお祝いには大定番ですね。シャンパンや日本酒の様なお祝いにぴったりなものはもちろん、ワインを紅白で贈るのも縁起が良く喜ばれやすいです。

カタログギフト

カタログギフトは贈られた側が欲しいものを選べるので、ハズレが少ないおすすめの贈り物です。
ただし、商品のラインナップには注意が必要です。オフィスで役立つ商品が多いカタログギフトを選びましょう。

オフィス移転のお祝いのタブー

移転祝いの贈りものやメッセージにはタブーとされるものがあります。

贈り物のタブー

赤は火事を連想させるとして、オフィス移転のお祝いには禁忌とされています。赤い花や品物は避けるようにしましょう。

メッセージのタブー

お祝いの贈り物にメッセージを添える際にも火事や事業の衰退を連想させる言葉は避けなければなりません。具体的には、下記のようなものです。

・火事を連想させる贈り物:「火」「燃える」「赤」「煙」「焼ける」など
・事業の衰退を思わせる言葉:「倒れる」「廃れる」「減る」「かたむく」など

これらの言葉は使わないように気をつけましょう。

オフィス移転祝いの相場は?

移転祝いの金額は先方との関係や取引状況によって変わってきますが、一般的には以下の様な相場となっています。

軽い付き合いの企業:1~2万円
取引先の企業:3~5万円
特別な取引先の企業:5万円~

移転祝いの相場は贈り先によって異なります。
相場は取引先の場合3~5万円程度です。しかし、重要な取引先や、規模が大きい贈り先には5万円以上の品を贈ることもあります。下請け企業の場合は1~2万円程度が相場でしょう。友人・知人などの親しい会社経営者が移転した場合は1万円程度が相場です。親族が経営している企業であれば、1~3万円程度の品を贈るのが相場とされています。大企業に贈る場合は、立派なお祝いの品が多く贈られるため、見劣りしないようにしっかりとお祝いの品を選んだほうがよいでしょう。
移転先の地域によって相場が異なることはあまりありません。贈り先と自社との関係性や贈り先の規模を考慮して決めるとよいでしょう。

オフィス移転祝いのメッセージの例文

基本的にはビジネスシーンで使われる改まった書き方が好まれます。お祝いの場であることを考慮し、ネガティブな表現は避けるのが無難です。

取引先に贈るメッセージの例文は以下の通りです。

拝啓
○○の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
○○社様が新オフィスで新たなご出発をなされますこと、心よりお祝い申し上げます。
つきましては、日ごろの感謝とお祝いの気持ちとして、ささやかではございますが、心ばかりの品をお贈りさせていただきます。
今後とも○○社様がますますご発展なされますことを心よりお祈り申し上げます。

敬具
令和○○年○○月○○日
○○様
○○(自身の名前)

知人相手ならば少し砕けた表現でも失礼にはあたりません。取引先との関係性を考慮して記入しましょう。

オフィス移転祝いのお返し

取引先からいただくオフィスの移転祝いには、お返しをするのがマナーです。失礼の無いよう、しっかりチェックしていきましょう。

オフィス移転のお祝い返しはいつまでにすべき?

移転祝いのお返しは、お祝いをいただいてから1週間を目安に、遅くとも1ヶ月以内に贈ります。
移転パーティーや式を開催した場合は、その席で来訪者をもてなすことがお祝いのお返しになります。その場合は、手軽に持ち帰れるような手土産を用意しておきます。
品物を贈る場合、移転前後は慌ただしくお返しの品物を用意するのが遅くなるかもしれません。その場合は、取り急ぎお礼状だけでも送るようにして、まずはお返しの気持ちを表します。
お返しの品物には、紅白蝶結びののしに「御礼」または「内祝」と記しましょう。

オフィス移転のお祝い返しの相場とおすすめの贈り物

移転祝いのお返しは取引先との関係によっても変わりますが、半返し、つまりいただいた品物の半分の金額が相場となります。お返しは手軽に贈ることができ、相手の負担にならないものがおすすめです。
お菓子の詰め合わせセット(個装だと喜ばれます)やタオル、オフィスグッズなどが人気です。贈った相手に好きなものを選んでもらえるため、カタログギフトを送るのも人気ですね。

オフィス移転のお祝い返しに贈ってはいけないもの

移転祝いのお返しでNGな贈り物は、お祝いでいただいた品物と同じものや、商品券・現金などです。胡蝶蘭をいただいたからお花を、現金でいただいたから商品券を、と同じものを贈るのはタブーになります。

受け取る側に喜ばれるオフィス移転祝いを贈ろう

取引先の新たな出発を祝う移転祝い。贈り先へ気持ちが届くよう、マナーを守って相手方に喜ばれる移転祝いの贈り方を選びましょう。

当社の「オフィス移転コンサルティング」にご依頼いただけると、最適な選択肢を最適なタイミングで提示しながら必要なサポートを適宜させていただくので安心してプロジェクトを進めていただくことも可能です。

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