CASE
トレスイノベーション株式会社
新しいアイディアから新たな価値を創造し、世の中にワクワクを!をモットーに、VR事業、SES事業、EC事業、クリエイティブ事業、広告事業と多岐に渡る事業を展開するTres Innovation(トレスイノベーション)株式会社。
5つの事業が基盤を構築し、個々が成長したタイミングでオフィスを集約。事業の垣根を超えたチーム力、組織力を向上させるために移転した新オフィス。3年後のさらなる成長も見越したオフィス戦略に合わせ、オフィスバンクではオフィス探しをサポートいたしました。
事業の成長度合いに合わせて、組織の形を変革していく。代表取締役社長の塚本様に、トレスイノベーションの考えるオフィスの在り方についてお話をお伺いしました。(以下敬称略)
背景・課題
ポイント
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塚本
当社には5つの事業の柱があります。VR事業、SES事業、EC事業、クリエイティブ事業、広告事業です。
具体的には、カリスマ美容師のスキルを学べるようなものがVR、エンジニアの派遣がSES、健康食品やメンズコスメのネット通販を行うECに、WEBなどのクリエイティブ制作、WEB広告の5つです。
ただ、トレスイノベーションとしての会社のスタートは、実はWEBの制作から始まっています。ホームページを作ったり、ランディングページを作ったり。
規模がある程度大きくなって来た時に、労働集約型のWEB制作だけでは従業員の労働時間が増える一方で疲弊してしまうと考え、他の事業もスタートさせました。
制作だけでは増え続ける労働時間に対して収益が伴わないので、ある程度収益が上がる形にしないと成り立たないだろうと。今は広告事業がメイン、次がエンジニアの派遣、通販といった形ですね。
Tres Innovation(トレスイノベーション)株式会社 代表取締役の塚本様
塚本
事業を増やした当初は同じオフィスで島を分けて働いていました。ただ、スタートしたばかりの事業はまだ未熟で、トラブルや検討事項ももちろん多く、試行錯誤に時間がかかったり、思ったように進まなかったりします。
上手く進んでいない事業、その隣の島には上手く進んでいるように見える別の事業と、どうしても隣の芝生が青く見えるような状況がありました。時には衝突する必要のない事柄でもめる事もありました。
そこで各事業の基盤ができるまでは自分たちだけの事業に専念するため、オフィスを分けようということに決めました。各事業がチームとして成長していこう、と。
結果として約4年くらい、オフィスを分けていた状態ですね。とはいえ、トレスイノベーションの事業は重なり合う部分があるので、いつかは一ヶ所に集約して事業同士のつながりを上手く使い、組織全体として向上させたいと思っていました。
8期目を迎え、事業ごとの成長も明らかだったので、今回の集約移転に至りました。
オフィスバンク須藤とトレスイノベーション塚本様
塚本
思ったよりやることが多くて、慌ただしかったなという印象です。予定より半月ほど遅れましたが、何とか形になり、新オフィスの稼働ができました。今ちょうどミッションウォールを仕上げているところです。
オフィスバンクの須藤さんにかなり動いてもらって、幹部がかじ取りをして、僕自身は意思決定が主でしたね。
須藤
終盤は特にカツカツでしたね。内装にも凝っているおしゃれなオフィスなので時間をかけて作り上げる必要もあったと思います。オフィスの構成は一般的で、固定席で事業部ごとに島を設けるという非常に使い勝手の良い形です。フロアも長方形で、汎用性の高いオフィスです。
デザイン中のミッションウォール
塚本
事業部を超えてのコミュニケーションが増えましたね。それに、前は分かれていただけでなく、本社以外はマンションの一室のようなオフィスだったので、社内の雰囲気は各段によくなりました。一人一人のモチベーションも変わったと感じています。
須藤
特に御社はチーム力、組織力が強い会社なので、事業部ごとに島は分かれてはいるものの、風通しがよく、顔を見合わせて仕事ができている一体感のようなものを感じますね。
塚本
あとはWEBの打合せが昨今増えてきたのでTELBOXが非常に便利ですね。以前は打合せが丸聞こえだった、なんてこともあって、業務を遂行しやすくなりました。
社員も急に「いけてるベンチャー企業のいけてる社員」といった感じで、活気に溢れている様子が伝わってきます。
防音のTELBOXも複数用意
須藤
元々若手の元気なメンバーの多い、ベンチャー気質な会社ですよね。色んな事に挑戦していて勢いがありますが、それがさらに促進された、ということですよね。
塚本
実際にやる業務というと淡々と行うものが多いのですが、社員に聞くと仕事のやりやすさを感じていると言ってくれますね。オフィス内で別の事業部ともコミュニケーションがとりやすくなりました。
また、SESは特にエンジニアの採用が重要なので、ブランディングの部分では新オフィスは有効かなと感じています。元々当社の採用率は良い方でしたが、こちらに移転したことで、さらに加速させて、優秀な人材を確保していきたいです。
須藤
エンジニアの方はリモートのしやすさを重視する傾向が強いのかなと思ったのですが、案外オフィスも重要みたいですね。「綺麗なオフィスで働きたいよね」っていうのはどんな職種の方でも同じように思っていることなんですね。
他のお客様からもオフィスが綺麗になると採用面が良くなるというお話をよく耳にします。
塚本
そうですよね。面接は基本WEBですが、来社されたときの反応は非常に良いですね。
須藤
採用面と言えば、Wantedly Best Teams 2021 総合賞も受賞されていますよね。
塚本
そうですね。名だたる企業がノミネートされている中、光栄に思っています。
天井が高く、開放感あるスタイリッシュなオフィス
塚本
一旦オフィスを分けて、採用も含めて個々のチームビルディングが非常にうまく進みました。通販と広告やクリエイティブは交わる部分があるので、今回オフィスが集約したことで、事業部を超えてコミュニケーションがうまく取れることはかなり有益です。
塚本
基本は事業部ごとに色が違いますね。各事業部の統括に任せています。
ただ、社員に話を聞くと会社の方が集中できるという方が多いかなという印象です。中には通勤などに抵抗がある方もいるので柔軟にリモートワークを取り入れています。
コロナの前は出社のみでしたね。ただ、時間は決めていないです。毎朝何時に必ず出社しなさい、というわけではないですが人によります。
優秀な人材だと、時間も働き方も任せた形でパフォーマンスを出すことはできますが、あまり個人に任せすぎると、人間なのでだらけてしまう部分もあると思っています。そのあたりも事業部や人によってやり方を変えているので、一概に会社としてのガイドラインなどは設けていません。
塚本
はっきり数字を取っているわけではありませんが、移転してからほぼみんな出社していると思います。
須藤
他の会社だと今の出社率はこれくらいだから、もう少し上げるためにこうしよう、という施策を取ることもあるのですが、御社だとそういう考えはないですよね?
塚本
ないですね。全然ないです。そういう風に縛られるのって嫌ですよね?社員も嫌だと思います。何時から何時とか言われても自分自身ができなかったので、苦手な人の気持ちがわかるというか。
オフィスの中央には大きなグリーン。
塚本
毎年毎年移転しようという話は上がっていました。しかし事業が思った以上に伸びない状況だったり、移転コストも考えるとまだかなという感じでしたね。
3期目、4期目、5期目からずっと移転を考えていて、タイミングを見ていたというイメージですね。ずっと増員はしていて、新卒も入ってきたので、1、2年くらい前から移転の話が具体的になって、色々な条件が徐々に整って、やっと叶えられえたという思いです。
本当は中目黒の駅前にあるGTタワーに行きたいという気持ちがあったんですが、まだ売上や規模が伴なっていないという判断で一旦このオフィスに、という形になりました。
須藤:元々ずっと増員はしていて、出社の形態も固定化されていなかったので複数の拠点に分散させることで間に合っていたという状況はありましたよね。
塚本:移転することが具体的になってきたので、4月の新卒が入るタイミングに間に合わせようという形で動いていましたね。
中目黒だからこそ採用が上手くいっているという部分や、家賃補助も出しているので、中目黒だけで考えていました。
塚本
先ほどもお話しましたが、中目黒の象徴でもある、駅前のGTタワーにオフィスを構えるというのが我々の目標です。2年後くらいにGTを目指しています。
このオフィスも2~3年で居抜き退去ができるように、という部分も多少考えています。
居抜き入居を考えていたので、居抜き退去ができたらなと。中目黒の居抜き物件はあまりなかったですね。
ミッションウォールへこめるトレスイノベーションの思い。
須藤
そうですね、長方形で60坪、中目黒、内装もおしゃれなのでスタートアップ企業が求めるオフィスだと思います。なかなかここまで作りこんだオフィスはないと思います。
塚本
内装費はかかりましたね。ちょっとびっくりするくらいでした。最終的には満足してますけどね。次に移転する際は内装コンペも検討しています。
塚本
とてもいい。レスも早いですし、親身になって対応してくれて本当に有難かったです。須藤さんからはじめて電話をもらってお会いしましたが、新卒とは思えない貫禄で、落ち着いていたし安心できましたね。
須藤
確かに当時は新卒のペーペーだったんですけど、ベテランの先輩が常に真後ろにいて一挙手一投足チェックしてアドバイスくれていたので、自信をもってお話できていたのかもしれないですね。オフィスバンクはチームでのバックアップ体制が充実しているので、そういうところもお客さんへのメリットかもしれません。
塚本
当初は相みつもとっていて複数の業者さんとお会いしましたが、全然違いましたよ。しっかりこちらのことを考えてくれている様子が分かりました。
希望通りの物件を提案してくれて、粘り強く交渉してくれたのも感謝しています。
須藤
ありがとうございます。オーナーとは賃料交渉など結構頑張らせてもらいました。
塚本
密に連絡をとってくれていましたし、色んな資料や情報も適宜もらっていました。ここの物件も資料だけだとちょっとイメージがつかない部分もありましたが、いくつか回って、この物件は見てすぐに決めました。レイアウトのイメージがつきやすい形で、そこからはとんとん拍子でしたね。
須藤
移転する!というご決断までが長かった分、進みだしてからは早かったですね。
塚本
オフィスバンクさんとのやり取りは非常にスムーズでトラブルもなく進みました。どちらかというと内装構築に苦戦しましたね。今回はオフィスバンクさんには物件の契約までをお願いしたのですが、次回は内装コンペや調整までお願いしようかなと思っています。次なる目標のGTタワーの時はぜひお願いしますね。
■インタビューを終えて
ちょっとしたことでも気軽に話せるようなチームワークの良さ、信頼関係がにじみ出るような、『活気に満ちたオフィス』という印象を受けました。
社員や事業部の多様性を尊重したことで進んだ事業の成長とチームビルディング。事業の成長度合いに応じてオフィスを変化させていった事例をお聞かせいただきました。
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