CASE
LINE株式会社
今や世界230以上の国と地域で利用されるコミュニケーションアプリ「LINE」を提供する、LINE株式会社。「世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮めること」をミッションとして掲げ、「LINE」を入り口として生活の全てが完結する世界を実現するべく、多様なコンテンツと生活関連サービスを展開されています。
21年4月 LINE株式会社が本社機能を四谷に移転されるにあたり、オフィスバンクでは物件選びやマーケット調査から契約関連業務まで、ワンストップでお手伝いさせていただきました。
「日本屈指の難易度」だったという移転プロジェクトの背景にある、急成長企業ならではのオフィス課題とは。そしてそれをどのように解決されたのか――LINE株式会社 ファシリティマネジメントチーム マネジャー 川﨑様にお話をお聞きしました。(以下、敬称略)
背景・課題
ポイント
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川﨑
ファシリティマネジメントチームでオフィス戦略や計画の策定、実行とオフィスの維持管理などを担うほか、マネジャーとしてチームのマネジメントにも携わっております。
ファシリティマネジメントチーム マネジャー 川﨑様
川﨑
現四谷本社は、もとは当時の新宿本社に次ぐ第二拠点として2020年10月にオープンしたものでした。当時はサービスの多角展開によって急激に社員数が増加しており、オフィスバンクさんに物件探しをお願いしながら、急ぎ増床を進めていったのです。コロナ前は月に100人規模の社員が増加するような状況でした。
しかし新型コロナウイルス感染症の拡大によって、出社率は3割ほどにまで低下。固定費を削減するとともに、社員の新しい働き方を考えていくためにも、オフィスの最適化を改めて行うことになりました。
当時の本社ともう一拠点を手放し、第二拠点だった四谷にオフィスを集約。本社機能や新しい働き方を実現する上で必要な機能を新たに構築する、という一連のプロジェクトを経て出来上がったのが、現四谷本社となっています。
オフィスバンク佐藤
例のない急成長を遂げられている企業様だからこそ、非常に限られた時間の中で必要なオフィス機能を用意しなければいけません。そういった意味で、日本屈指の難易度とも言えるプロジェクトだったと捉えています。そしてこのプロジェクトを共に経験できたことでオフィスバンクもまた成長できました。
オフィスバンク 佐藤(左)・金子(中央)と、LINE 川﨑様(右)
オフィスバンク佐藤
実は四谷オフィスをオープンする以前にも、旧新宿本社へのご移転をはじめ、その他ご分室の開設などのお手伝いをさせていただいておりました。
川﨑
私自身は旧新宿本社への移転が行われた後に入社したので、戦略や条件についてご説明せずともしっかりと理解してくださっているオフィスバンクさんには、非常に助けられてきました。
当時から信頼のおけるパートナーとして頼らせていただいているので、今回の本社移転も迷いなくオフィスバンクさんにお願いしました。
コミュニケーションの生まれる開放的なカフェテリア (画像提供© LINE Corporation)
川﨑
コロナ禍では各部署の出社率に応じてフリーアドレス制に切り替えるなど、オフィスの使い方や働き方にまつわる部分について、社内で調整を進めました。また、コロナ前に、オフィス規模やエリアなどの要望をもとにオフィスバンクさんに物件選定を進めていただいていたので、ご提供いただいた幅広い情報から移転先を判断していくという流れでした。
川﨑
旧新宿本社で座席数を増やすための工夫を行いながら四谷拠点の新設準備を進め、その後すぐに拠点集約に向けた戦略を立てるという、非常に目まぐるしいプロジェクトでした。また会社規模も拡大していく中で、グループ会社も含めた社内での調整に奔走した約3年間だったなと振り返ります。
そういった社内や私の状況を汲み取り、なるべく私に負荷をかけないようにとオフィスバンクさんが常に細やかな配慮をしてくださったんです。物件調査や契約交渉をはじめとした対外的な調整を行ってくださり、またご経験や専門知識をもとに「今後どうすべきか」まで長い目で見たアドバイスもいただけて、非常に助かりました。
LINEの様々なサービスを体験できるエントランス・ロビー
オフィスバンク金子
当初川﨑様お一人で始められたプロジェクトだったこともあり、「いかに川﨑様がお仕事をしやすい状況を作れるか」「社内でのお困りごとをどのように紐解いてソリューションをご提供できるか」に心を傾けてきましたので、そう言っていただけて嬉しい限りです。
ただ外部との調整をさせていただいたその先で、さまざまな部署の方々と調整を行い社内をまとめ上げるという大切なお仕事は、残念ながら我々にはできないことです。
増床と集約を行いながら新しい働き方の土台を作り上げる、その背景に川﨑様の素晴らしいご調整力があったことが、プロジェクト成功のなによりの要因だったのではと思います。
世界地図のミッションウォールにはメッセージが書き込めます(画像提供© LINE Corporation)
変化に柔軟に対応できるよう、可変性のあるパネルやデスクを活用しています(画像提供© LINE Corporation)
川﨑
サービスや世の中の変化に合わせて柔軟にオフィスのあり方を変えていかなければいけないため、ファシリティマネジメントチームには、迅速に戦略を立てて実行していくことが求められます。その中で、我々が社内で必要な調整に集中してスピード感を維持するためにも、物件に関することなど社外に向けたお話をプロにお任せすることは重要なポイントだと捉えています。
またオフィスバンクさんの場合は、不動産契約にまつわる専門知識はもちろんのこと、市場の情報も豊富にお持ちで、ご相談するとなんでもお答えいただける心強さがあります。我々が0から勉強していては多くの時間がかかってしまうところを、オフィスバンクさんが教えてくださるおかげで、プロジェクトもうまく推進でき、私を含めたメンバーも成長させていただいています。
「外部のプロフェッショナルに依頼した」というよりは、豊富な知識とご経験をもって一緒に仕事を前に進めてくれる、大切なチームの一員という思いがありますね。そのような信頼できるパートナーがいてくださることが、より良いオフィスのあり方を追求する上で重要なのだと思います。
川﨑
すでに必要なことをお任せし切って全幅の信頼をおいているので、これ以上ということはもうほとんどありませんが……。
今後もLINE社としての経営や組織、また時代の変化も踏まえたオフィス戦略が必要になります。引き続き、オフィスバンクさんにはパートナーとして、社員の一員として、お力添えをいただけたらと思います。
オフィスバンク佐藤
非常にありがたいお言葉をいただき、ありがとうございます。川﨑様のご期待に足るようなお仕事でお応えできるよう、引き続き伴走させていただければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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会社概要
(撮影/服部健太郎 取材/伊藤秋廣(エーアイプロダクション) 文/永田 遥奈)
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